平成24年度 市民の声
ここでは「市長への手紙」等により、市民の皆さんから寄せられた主なご意見と回答の要旨を紹介します。いただいたご意見等をすべて掲載することはできませんので、ご了承ください。
脱原発政策推進について
市町村レベルで地道に雑草のように脱原発を進めることが、日本のエネルギー政策を根本的に変革する力になるのではと考えます。PPSが市民にも利用できるようにしてほしい。日産跡地にソーラー発電所を設置することはできないでしょうか。
市内の公共施設につきましては、平成22年度より市民会館と総合体育館がそれぞれ特定規模電気事業者(PPS)と電力供給についての契約を行い、平成24年度からは、契約電力50キロワット以上のほぼ全施設にあたる24か所がPPSとの契約に変更しました。
このことにつきましては、平成7年から電気事業制度改革が続く中で、平成15年の第3次制度改革として、電力の小売部門において高圧需要家(原則、契約電力50キロワット以上)まで、部分自由化範囲が拡大されたことによるものです。
しかし、現状では、一般家庭を含めた完全自由化は、PPSの受入許容量等の課題があるものと考えています。
日産自動車の跡地は、宗教法人が所有している土地であることから、現状において、市がソーラー発電所等の施設整備を行うことは困難であると考えています。(平成24年7月回答)
情報管理について
最近、電話でのセールスが1日に10件以上あり、記録をとってみますと圧倒的に墓地の購入、葬儀の勧誘、老人ホーム入居等々。そこで、生年月日、家族構成等々どこで知りえたかです。これらの情報管理は市です。これらの業者が情報をいれられないよう対策を講じてください。
市が保有する個人情報は、武蔵村山市個人情報保護条例により、法令等に定めがある場合等を除き、外部に提供することが禁じられています。その他、滅失、漏えい等の防止について必要な措置を講じなければならないこと、必要がなくなったときは速やかに廃棄・消除することなど、市にはその管理及び利用・提供の全般にわたり、適正な取り扱いが義務付けられています。
保有する個人情報の取り扱いに適正さを欠いた場合には、個人のプライバシーに深刻な影響を与え、基本的人権を侵害する恐れもあることから、条例に基づいた個人情報の取り扱いを徹底し、個人情報の保護に万全の措置を講じています。
また、市が保有する個人情報としては、市区町村に備えられている住民基本台帳(住民基本台帳ネットワークシステムに記録される電子データです)がありますが、条例のみならず、住民基本台帳法という法律に則って厳しく運用されています。
この法律には個人情報を調べるために「住民基本台帳の閲覧」についても規定されていますが、営利目的等誰でも何の目的でも閲覧できるわけでなく、第11条には閲覧することができる場合について、国、地方公共団体の機関が法令の定める事務遂行(公用)のために閲覧する場合、統計調査・世論調査・学術研究等の調査研究のうち、公益性が高いと認められるものの対象者を抽出する目的で閲覧する場合、公共的団体が行う地域住民の福祉向上に寄与する活動などで、公益性の高い事業を実施するために閲覧をする場合と定められています。
従って、このような正当な要件から外れている場合には、市役所は閲覧を拒否しています。(平成24年6月回答)
野焼きについて
土日の早朝6時ごろから、庭が白い煙で囲まれるほど野焼き被害がひどいです。住宅でも、小さな焼却炉で燃やしています。役所に見つからないように。悪質すぎます。また、野焼きのほかにも歩きたばこや吸い殻のポイ捨て(火がついたまま)。ほかの市のように市民の安全を守るために処罰や罰金を科してください。
廃棄物などの野焼きは、「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」により、原則禁止とされています。平日の日中に野焼きを行っていた場合には、申し訳ありませんが市役所環境課(電話:内線295)までご一報をいただければ、直ちに、職員が現地に急行し、直接、当事者に指導を行います。
また、休日、早朝及び夜間の野焼きに対する苦情は、東大和警察署又は北多摩西部消防署に通報していただきますようお願いします。
なお、廃棄物の野焼きについての罰則として「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」で、焼却行為により人の健康又は、生活環境への支障が認められる場合は、法律及び条例に基づいて行為の停止等を勧告・命令し、これに従わない場合は罰金を科すことができます。
吸い殻等のポイ捨ては、平成17年に「武蔵村山市空き缶・吸い殻等の散乱及び犬の糞の放置等の防止に関する条例」を制定し、その中で、公共の場所等にみだりに空き缶・吸い殻等を捨てることを禁止しており、吸い殻等の適正な処理を行うよう市から勧告を受けたかたが、その勧告に従わなかったときには過料(2,000円以下)を科すこととしています。
今後も市報等で廃棄物の野焼きやポイ捨て防止の記事を掲載し、市民の皆様に周知及び防止に努めます。(平成24年9月回答)
公園の遊具について
公園の遊具の設備を子どもたちが安全、安心、清潔なものに改善できないでしょうか。
公園等の遊具に関してのご質問ですが、遊具点検に関しましては、専門業者に安全管理点検を、公園等の利用頻度が一番高くなる夏休み前までに実施させ、報告させています。
また、市職員も遊具等の安全確認を随時実施しています。専門業者からの報告、現地確認に基づき、危険である遊具に関しては補修又は交換を行っています。新しい遊具の設置に関しては、予算等の関係もあり、すぐに対応と言う訳には行きませんが、子どもたちが安全に安心して楽しく遊べる遊具の設置ができるよう努めます。(平成24年6月回答)
ふれあいパスについて
東日本大震災にて宮城で被災し平成23年11月から武蔵村山市で生活をしています。転入時の窓口における親切な対応や、各種の被災者支援について本当に感謝しています。転居から1年が過ぎ、生活のほうもだいぶ慣れて落ち着いてきた状況です。
市と指定管理者制度を利用し運営している村山温泉かたくりの湯とで、協議した結果、利用の際に「武蔵村山ふれあいパス」をご呈示いただければ、平日に限らず休日・祝祭日を含め、村山温泉かたくりの湯を無料でご利用いただけることになりましたので、ぜひ、ご家族でご利用いただければと思います。
なお、温泉ゾーン及びプールゾーン以外は、別途ご負担が生じる場合があります。(平成25年2月回答)
市内の自然について
最近家の近くにあった畑が潰されて家が多く建ったりしています。自分はこの自然のある武蔵村山が好きです。どうかこれ以上自然を潰さないでほしいです。人口が少ないと市が町になるとか村になるとか話は聞きました。市長さんも大変だと思いますが。そんなに市であり続ける必要なんてあるのでしょうか。どうかお願いします。
本市は、緑豊かな狭山丘陵と農地や樹林地に囲まれた都市として発展してきましたが、近年、市街地開発による宅地の増加に伴い農地の減少が見られています。
市としましても、農地の減少を食い止めるため、生産緑地制度等を活用し、農地の保全を図っているところではありますが、後継者問題等の理由から、やむを得ず農地を手放すかたが多いようであり、市が宅地化を誘導しているわけではありません。
一方、狭山丘陵の大部分は「野山北・六道山公園」や「中藤公園」、「観音寺森緑地」等に指定されているため、将来的にも緑が確保されることや平地林である「海道緑地保全地域」をはじめ社寺林などの樹林地も多く残っており、過去10年の地目別土地利用面積を見ても、市内の山林面積の割合はほとんど変化していません。
これらの貴重な自然環境を後世に引き継いでいくため、今後も市民の皆様や東京都等と連携して保全に努めていきたいと考えています。(平成24年7月回答)
≪平成24年度(2月末現在)、市長への手紙等で寄せられたご意見等は、213件です。≫
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