令和4年度モンゴル国オンラインツアー
モンゴル国オンラインツアーを実施しました
令和5年3月25日(土曜日)に、モンゴル国オンラインツアーを実施しました。
現地から中継で、遊牧民の生活の様子やモンゴル国の文化などを、クイズなどを交えながら楽しく紹介していただきました。
オンラインツアーの様子の一部を、以下でご紹介します。
オンラインツアーの様子
ハンオール区の紹介動画
初めに、モンゴル国の中でも、市が交流を深めているウランバートル市ハンオール区からいただいた紹介動画を見ていただきました。
紹介動画は「むさしむらやま動画チャンネル」でも公開しているので、ぜひご覧ください。
音声はモンゴル語ですが、日本語字幕付きです。
テレルジ国立公園から中継
紹介動画を見た後は、早速現地からの中継です。
家畜は放牧中でしたが、可愛い犬の親子がお出迎えしてくれました。
ペットではなく番犬なので、ツアー客がお菓子をあげようと手を出すと、手ごと食べられてしまう可能性もあるんだとか。番犬にはモンゴル犬という大きな犬種もおり、こちらのおうちの犬は雑種なので、番犬の中でも小さな方だそうです。
あまりの可愛さに参加者からも「可愛い!!!!」とコメントをいただきました。
ゲルの紹介
続いて、遊牧民の住居であるゲルの中を案内してもらいました。
こちらには実際に遊牧民の方が住んでいます。
まずは遊牧民の伝統である嗅ぎタバコで挨拶します。容器のふたはサンゴでできているそうです。
その後、ミルクティーや乳製品で歓迎を受けました。
ミルクティーには塩などが入っていてスープのような味わいだそうです。
さらに蒸留酒を出していただきました。
蒸留酒には飲み方があり、まず薬指に少し蒸留酒をつけて3回掲げます。
これは、蒸留酒を指に滑らせて結婚指輪などの銀の指輪に酒をつけることで、毒が入っているか確認するチンギス・ハーンの時代からの伝統だそうです。現在は、自然に感謝を捧げる行為に変わったそうです。
ゲルの造り
ゲルがどんなふうにできているかを説明していただきました。
ゲルは、天戸、柱、屋根の差し棒、網のような形をした壁、扉の5つの木製パーツでできています。
これらを釘や接着剤を使わずに組み立て、上から羊の毛でできた布を被せます。最後に家畜の毛から作られた紐で縛りつけたら完成です。
大人が4人いれば1時間程度で出来上がるそうです。
モンゴル国の乳製品
さらに、遊牧民の方が作る乳製品を紹介していただきました。
家畜から採れたてのミルクは腐りやすいため、日頃から様々な保存食に加工するそうです。
まずは、ミルクを温めたときにできる膜であるバター。加工されていない天然のミルクは、温めたときの膜がとても分厚くなるそうです。このバターに小麦粉を混ぜて食べやすい保存食にした「ギー」は、栄養たっぷりで濃厚な味だそうです。このおうちでは、食べやすいようにレーズンを入れて甘く味付けしていました。
バターができた後のミルクは脱脂粉乳のようになり、そこからヨーグルトを作るそうです。
ヨーグルトがだんだん発酵し、酸っぱくて飲めなくなったところで作るのが、初めに出していただいた蒸留酒です。
そして、蒸留酒の酒粕を乾燥させて作る「アーロール」は子どものおやつです。
石のように固く、とても酸っぱいけれど、カルシウムがたっぷりだそうです。みんなこれを食べて育つため、モンゴル人力士の強さの秘密は「アーロール」かもしれないとか。
質問コーナー
案内が終わった後、現地ガイドのチングンさんに、参加者から受け付けた質問に答えていただきました。
(一部抜粋)
Q 嗅ぎタバコや乳製品、モンゴルの蒸留酒などは、日本でも手に入りますか?
A 手に入りません。現地なら購入できますが、蒸留酒は夏にしか出てこない限定感のある品のため、現地でも手に入れるのは難しいです。この時期に蒸留酒を出してもらったのには、私もびっくりしました。
Q ゲルの中は常に土足ですか?
A 土足です。遊牧民は家畜が生活の中心のため、すぐに様子を見に行けるように土足で過ごします。
最後にチングンさんから挨拶をいただいて、オンラインツアーは終了となりました。
参加者からは「ガイドが最高でした」「0歳児の育児中でも気軽に参加できたのは、オンラインならではだと思う」など、好評をいただきました。
関連情報
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