横田基地におけるサムライ即応監査(SRI)に関する情報提供について(令和元年10月25日掲載)
在日米軍横田基地から横田防衛事務所を通じて、以下のとおり情報提供がありましたので、お知らせします。
なお、防衛省北関東防衛局から在日米軍横田基地に対し、演習等の実施に当たっては、日米合同委員会合意の遵守に努めるとともに、航空機運用及びPAS使用、特に運用時間外の使用に当たっては、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう最大限の配慮をすることについて申し入れております。
また、横田基地周辺市町基地対策連絡会は、在日米軍横田基地に対し、以下のとおり、口頭で申し入れております。
サムライ即応監査(SRI)(注釈1)に関する情報提供内容
期間
令和元年10月28日(月曜日)から11月8日(金曜日)までの12日間
24時間体制で実施予定(一部、早朝、深夜に実施)
概要
仮想戦闘環境における基地の機能テストを実施し、監査することを目的とする。
実施に伴う航空機の運用
11月4日(月曜日)の夜から5日(火曜日)の早朝まで、通常の運用時間帯(午前6時から午後10時まで)外での運用の予定あり。
PAS(注釈2)、GBS(注釈3)及び煙幕等の使用
現時点で、PASを11月6日(水曜日)の午前3時から午前4時までの間に使用する予定。GBS及び煙幕等については使用の予定はない。
その他
- 1週目は最小限(準備段階)の訓練、2週目は本格的な訓練を予定している。
- 演習終了の通報を行う予定である。
- 演習等の予定については、諸事情により変更される場合がある。
口頭要請内容
要請日
令和元年10月24日(木曜日)
要請先
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
要請内容
令和元年10月18日(金曜日)に北関東防衛局より、令和元年10月28日(月曜日)から11月8日(金曜日)まで実施される横田基地における演習等について、24時間体制で行い、一部、深夜早朝における訓練の実施が予定されているとの情報提供を受けた。
従前より、当連絡会からは、通常の運用時間帯以外での訓練を極力実施しないよう求めてきた。
深夜早朝に行われる航空機の運用やPASの使用による騒音は、横田基地周辺の住民の睡眠等が妨げられるなど、その影響は非常に大きなものである。
こうした周辺住民の生活環境への影響を踏まえ、次のとおり要請する。
- 基地外に影響を及ぼさないよう十分な配慮を行うこと。
- 市街地上空での低空・旋回飛行訓練は行わないこと。
- 深夜早朝に航空機の運用やPASの使用を行わないこと。
- 通常の運用時間帯以外での訓練を極力実施しないこと。
- 使用する航空機においては、安全対策の徹底を図り運用すること。
- 周辺住民への不安軽減のため、訓練情報の早期提供を徹底すること。
要請者
横田基地周辺市町基地対策連絡会構成市町長
注釈
(注釈1)SRI:サムライ即応監査(Samurai Readiness Inspection)
ORE(仮想戦闘環境における基地の機能テストを指す)を実施し、監査するものです。
(注釈2)PAS:パブリック・アドレス・システム(Public Address System)
大音響の出る特殊なスピーカーを使用し、サイレンや広報を行う装置です。
(注釈3)GBS:グランド・バースト・シミュレータ(Ground Burst Simulator)
地上爆発模擬装置。金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させます。
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