東富士演習場における米軍機による空中投下訓練中のパラシュート落下について(平成31年2月1日掲載)
在日米軍横田基地から防衛省北関東防衛局を通じて、以下のとおり情報提供がありましたので、お知らせします。
なお、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会は、本件について、以下のとおり口頭で申し入れております。
情報提供内容
発生日時
平成31年1月31日(木曜日)午前10時頃
落下場所
東富士演習場内
米軍機
横田基地所属C-130輸送機
概要
- 東富士演習場において物資投下訓練を実施中、抽出用パラシュートは展開されたが、物資は抽出されなかった。
- 物資投下中に生じた緊急時の手順に従い、乗員が抽出用パラシュートを切り離した。
- 物資は機内で安全にとどまり、抽出用パラシュートのみが機外に展開した。
- 当該パラシュートは、東富士演習場内で、米軍が回収した。
- 横田基地は、訓練を再開する前に、乗組員と安全審査(セーフティレビュー)を実施するため、一時的に物資投下訓練を取りやめた。
被害状況
落下場所が東富士演習場内であるため、被害はないと思われる。
口頭要請内容
要請日
平成31年2月1日(金曜日)
要請先
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
防衛省北関東防衛局長
横田防衛事務所長
要請内容
平成31年1月31日、東富士演習場において、横田基地所属のC-130輸送機による物資投下訓練中に、パラシュートが演習場の施設区域内に落下した。
東富士演習場においては、昨年12月にも、横田基地所属の同型機による物資投下訓練中に、投下位置のコンピュータへの誤入力により、貨物が機体内にロックされ、展開したパラシュートを切り離さざるを得ない事故が発生している。
その際、横田基地では、関係する全ての部隊員に対して注意喚起を行ったにもかかわらず、今回、同様の事故が再び発生したことは遺憾である。
ついては、次のとおり要請する。(注)
(注)国に対しては、「貴職からの米軍への申し入れを行うよう要請する。」と要請
要請事項
- 今回のパラシュート落下について速やかに原因究明を行うとともに、再発防止策を講ずるまでは、同様の物資投下訓練は行わないこと。
- 訓練を再開する場合は、安全確保の更なる徹底を図ること。
- 以上に関する情報を関係自治体に速やかに提供すること。
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