東京都内で手足口病が流行しています
手足口病が流行、都内で警報基準に達しました
夏季に流行する小児の感染症にご注意を
6月20日、東京都保健医療局は、手足口病の都内(小児科定点医療機関)の患者報告数が、流行基準を超えたと発表しました。
東京都においては、「定点医療機関からの患者報告数が、都全体で警報開始基準値を超えた場合」、もしくは「警報レベルにあたる保健所の管内人口の合計が東京都全体人口の30%を超えた場合」を、都全体の警報(大きな流行が発生または継続しつつあると疑われること)としています。
6月20日時点で、警報レベルにある保健所は31か所中11か所となっており、該当する保健所管内人口の割合は東京都全体の35.67%に達し、警報基準を超えています。
手足口病のほか、夏の時期は小児を中心に、ヘルパンギーナや咽頭結膜熱などの感染症が流行します。家庭や集団生活の場において、こまめな手洗いや咳エチケットなどの感染予防を心がけましょう。
手足口病とは
エンテロウイルス属のウイルスを原因とする感染症です。口の中、手のひら、足の裏などにできる発しんや水ほうなどが主な症状です。熱を伴うこともあります。
感染経路と感染予防のポイント
ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでのこまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がけましょう。
症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2~4週間)、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
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