平成20年度　市債の状況

　市債とは、市が事業を行うために資金を調達する一つの方法で、市の借金のことをいいます。学校を整備したり、道路を整備したりする資金に充てられます。これは、建設する時に集中する負担を、施設を利用する後の世代のかたにも負担してもらうことで、世代間の公平を確保するためです。借入先としては、国や都、金融機関です。
　市債の現在高及び借入先別状況は、次のとおりです。
（注釈）各表の数値はいずれも1万円未満四捨五入

各会計別市債の現在高

一般会計

区分	現在高
総務債	10億4,223万円
民生債	2億1,949万円
衛生債	8億5,013万円
土木債	20億3,406万円
教育債	4億2,279万円
減収補てん債	1億2,890万円
住民税等減税補てん債	21億1,559万円
臨時税収補てん債	2億1,619万円
臨時財政対策債	53億5,800万円
合計	123億 8,738万円

下水道事業特別会計

区分	現在高
公共下水道債	40億1,028万円
流域下水道債	11億2,483万円
合計	51億3,511万円

都市核地区土地区画整理事業特別会計

区分	現在高
都市核地区土地区画整理事業債	14億860万円
合計	14億860万円

市債の借入先別現在高

借入先	現在高のうち 一般会計	現在高のうち 下水道事業特別会計	現在高のうち 都市核地区土地区画整理事業特別会計
財政融資（政府）資金	45億 2,284万円	22億5,360万円	0円
旧郵政公社資金	29億 7,143万円	0円	0円
公営企業金融公庫	9,285万円	12億6,876万円	0円
市中銀行等	38億3,046万円	15億5,710万円	14億860万円
共済等	1億3,530万円	0円	0円
東京都	8億3,450万円	5,565万円	0円

目的別歳出（1,000円の内訳）

　市の支出が、どのようなところにいくら使われているのか、一般会計決算の総額を千円に換算した、目的別の支出金額です。

目的別歳出【1,000円の内訳】

内訳	金額	内容
民生費	466円	子どもの保育、お年寄りや体の不自由なかたなどのために
土木費	76円	公園や道路の整備などに
総務費	135円	電算システムの開発・運用・庁舎管理などに
教育費	120円	小・中学校、図書館の運営や社会教育のために
衛生費	74円	ごみ・し尿や健康づくりのために
公債費	70円	市の借金の返済に
消防費	42円	消防事務の委託や防災対策に
商工費	4円	商工業の発展や消費者のために
議会費	11円	議会の運営などに
農業費	2円	都市農業を発展させるために

武蔵村山市の家計簿

　市の財政状況をより分かりやすくするために、一般会計決算を市民1人当たりで算出して家計簿に置き換えてみました。
　平成20年度の歳入決算額233億3,739万円を平成21年3月31日現在の人口（69,559人）で割ると、市民1人当たりの額は、33万5,505円になります。これを市税の歳入構成割合45.4パーセントで計算すると市民1人当たり15万2,319円の負担になります。これに対して歳出決算額を同様に見ると市民1人当たりの額は、31万1,433円となります。

収入

内訳	金額（円）
給料（市税）	152,319円
パート収入（使用料手数料など）	7,046円
親などからの援助（地方譲与税、地方交付税、国・都支出金ほか）	139,905円
銀行からの借り入れ（市債）	12,414円
預金引き出し	7,046円
繰越金	10,736円
その他	6,039円
合計	335,505円

支出

内訳	金額（円）
家賃・食費・光熱水費（総務費）	42,043円
医療・衛生費（民生費・衛生費）	168,174円
家の維持管理経費（土木費）	23,669円
子供の教育費（教育費）	37,372円
ローン返済（公債費）	21,800円
その他（議会費・労働費・農業費・商工費・消防費）	18,375円
合計	311,433円