展示室案内
全体テーマ:丘陵と台地が育む生命のあゆみ 人と自然との共生
武蔵村山市は狭山丘陵の南西に位置し、丘陵沿いには豊かな自然と昔からある寺社が残されています。こうした場所には木々が生い茂っており「ヤマ」と呼ばれています。また、南部には住宅街が広がる武蔵野台地があり、畑や雑木林(平地林)が広がっていました。ここは「ハラ」と呼ばれています。武蔵村山市の歴史と文化は、この丘陵とその延長線上にある台地との関わりの中で考えることができます。そこで人と自然が、どのように共生してきたのかを考えていきます。
歴史散策コース(市域)模型
エリアタイトル:丘陵と台地に生きた人々
このエリアでは、武蔵村山市を構成する狭山丘陵と武蔵野台地はいかにしてでき、それを人々がどのように利用してきたのかを地質学、考古学、植物学などの分野の成果を学際的にまとめて見ていきます。そのなかで、近年着目される「里山」がどのようにできてきたのかがわかるようになっています。
主な展示内容
- 日本列島の生いたち
- 狭山丘陵と武蔵野台地の形成
- 狭山丘陵と化石
- 吉祥山遺跡8号住居カマド復元
- 人と自然との共生の始まり 原始
- 丘陵の生活 古代・中世
- 谷戸の開発 中世・近世
- 丘陵から台地へ 近世
- 「里山」の芽生え 近世
- 変容する景観 近世・近代
- 台地の都市化と原風景 近代・現代
- 武蔵村山市の歴史と文化(年表)
エリアタイトル:丘陵と台地が育む武蔵村山の歴史と伝統文化
このエリアでは、丘陵と台地の上に花開いた武蔵村山市の歴史と伝統文化の一部をここで紹介します。村山大島紬などが丘陵と台地との関わりの中で、どのように展開してきたのかを中心に説明してあります。
主な展示内容
- 狭山丘陵の諸職
(指田日記・火鉢屋関連品・木地屋関連品) - 村山織物の歴史
- 多摩地域で流行した双盤念仏
- 戦時下の丘陵と台地
- 湖をつくった軽便鉄道
エリアタイトル:「里山」と人々のくらし
このエリアでは、近年着目されている「里山」とは、どういったものなのか、その利用方法はどのようなものなのか、そこで生きた人々の生活と自然はどういったものなのかを民具や動植物標本などを通じて紹介します。武蔵村山市にあった農家の一部屋をイメージした展示や雑木林をイメージした展示があります。
主な展示内容
- 鎮守の森の郷土芸能
- ある農家の間取り
- 婚礼と膳椀蔵
- 武蔵村山の昔語り
- 屋敷地と屋敷林
- 里山の土地利用と生業
- 雑木林の植生
- 雑木林と湿地の生き物たち
DVDビデオコーナー
市の自然・歴史・民俗に関する映像を、DVDで観ることができます。タイトルは以下の20種類です。
- 武蔵村山市の指定文化財(1)
- 武蔵村山市の指定文化財(2)
- 武蔵村山市の神社・仏閣
- 武蔵村山市の板碑と石仏
- 武蔵村山市の郷土芸能(1)
- 武蔵村山市の郷土芸能(2)
- 武蔵村山市の遺跡
- 武蔵村山市の手工芸(1)
- 武蔵村山市の手工芸(2)
- 武蔵村山市の手工芸(3)
- 武蔵村山市の伝統的産業(1)
- 武蔵村山市の伝統的産業(2)
- 武蔵村山市の街道
- 武蔵村山市の自然(1)
- 武蔵村山市の自然(2)
- 武蔵村山市の自然(3)
- 武蔵村山市の自然(4)
- 武蔵村山市の自然(5)
- 武蔵村山市の歴史
- 武蔵村山市を走った軽便鉄道
事務室(案内)
事務室では、館内展示の解説のほか、野山北公園など資料館周辺の四季に応じた散策案内も行っています。お気軽に声をかけてください。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会教育部文化振興課資料館係
電話番号:042-560-6620 ファクス番号:042-569-2762
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